運動会を頑張った息子へ、小さなご褒美。7歳の成長に涙した週末。

6月の空は少し霞んで、でも優しい風が吹いていました。
先週末は、息子が小学校に入って初めての運動会。
1年生の小さな体で、一生懸命走って、踊って、笑って――
あっという間に終わった一日でした。

朝5時に目が覚めて、眠そうな顔でおにぎりを握る私。
お弁当箱の中には、息子の大好物の唐揚げと卵焼き。
「ちゃんと食べて元気出してほしいな」と思いながら、
台所でひとりバタバタと準備をしていました。

息子はというと、すでにテンションMAX。
「今日は1位取るから!ママ見てて!」と宣言して、
まだ朝6時なのに体操服を着て、鏡の前でポーズ。
寝癖もそのままなのに(笑)
その姿があまりにも可愛くて、思わずスマホでパシャリ。

学校に着くと、校庭にはすでにたくさんの保護者と子どもたち。
青空の下、カラフルなテント、カメラを構えるお父さんたち、
そして「がんばれー!」の声が響いて、あの懐かしい“運動会の空気”が一気に広がる。
私もその中でドキドキしながらビデオカメラを構えた。

息子の出番は午前中のリレー。
スタート位置に立つ姿を見ただけで、なぜか涙が出そうになる。
あんなに小さかったのに、ちゃんと前を向いて、真剣な顔で走る準備をしている。
ピストルの音と同時に全力で走り出す姿は、まるで小さなヒーローみたいだった。

結果は2位。
でもゴールした瞬間の満足そうな顔がすべてだった。
「最後まであきらめなかったね」と声をかけると、
息子は汗だくで「うん!楽しかった!」と笑った。
その笑顔を見たら、順位なんてどうでもよくなった。

午後のダンスも最高だった。
少し照れながらも音楽に合わせて一生懸命踊る姿、
友達と顔を見合わせて笑う瞬間――どれもが宝物のようで、
気づけば何度もビデオを撮りながら、心のシャッターも切っていた。

運動会が終わった帰り道。
「ママ、がんばったご褒美ちょうだい」と言われて笑ってしまった。
実は、前からこっそり考えていた。
この日の夜はちょっと特別にしようって。

だから夕方、二人で近くのショッピングモールへ。
アイスクリームを選ぶ息子の目は、もうキラッキラ。
迷ったあげく「チョコミント!」って言って、
ベンチに座って頬張るその顔を見ていると、
「これ以上のご褒美なんてないな」って思った。

でも、せっかくだから少しだけおまけも。
息子がずっと欲しがっていたミニカーをプレゼント。
「え!ほんとにいいの!?」って目を丸くして、
袋を抱えたままスキップして帰る姿に、私の心もスキップしてた。

夜、お風呂に入ってから「今日は楽しかった?」と聞いたら、
「うん!ママが見てくれたからがんばれた!」って言ってくれた。
もうその言葉だけで、1週間の疲れが全部ふっとんだ。
きっと、親バカってこういう瞬間のことを言うんだろうな。

寝る前、息子は「次の運動会も1位目指す!」と宣言して寝た。
私はその寝顔を見ながら、静かに日記を開く。
今日という日を、ちゃんと残しておきたかったから。

アクセスはまだゼロのまま。
でも、今日のこの気持ちは、
誰かに見てもらわなくても、
ちゃんとここに記しておきたい。

このブログはきっと、
未来の私と息子へのプレゼントになる。
「7歳の頃、あんなふうに走ってたね」って、
いつか一緒に読み返せる日が来たらいいな。

そう思いながら、
眠る息子の手をそっと握って、
「今日もがんばったね」と小さくつぶやいた夜でした。

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